曲線や直線からなる幾何学的な図形を、教室の床の上を歩いて描いたり、空中に描いたりノートに描いたりします。これらの動きを通して形に対する内的な感覚を育て、子どもの成長を助けます。それは、1年生が文字を学ぶ前の導入でもあり、のちの5年生のフリーハンド幾何学や、6年生の幾何学の学びの基にもなります。
手仕事では、天然素材に触れることから始め、編み物・縫い物・刺しゅうなどを行います。手先を器用に動かせるようになることは、柔軟な思考の土台づくりを助けます。笛入れ・色鉛筆入れ・靴下など、自分や身近な人の生活に役立つものを、用途に応じた形・相応しいデザインでつくりあげていきます。
子どもたちは他の国の言語を学ぶことで、自分とは違う存在を受け入れる窓をつくっていきます。学園では一年生から週二時間の英語の授業があります。
粘土・木材などの素材の質の違いを感じながら、自分の意図する形に作り上げるプロセスの体験と、空間を把握する能力を養います。また道具の扱い方を通して自分の身体をコントロールし、協働させて使うことを学びます。
アンサンブルの授業では、学年をまたいで弦楽合奏をします。3、4年生から弦楽器のレッスンを始めます。チェロ、バイオリン、ライアーの中から、その子にふさわしい楽器を担任が音楽の教員と共に考え選びます。