「卒業オイリュトミー公演」を観覧して

2学期の学期祭は、各学年による
“オイリュトミー発表会”でした。

1年生から順番に発表が進み、
「いよいよ、12年生の番!」
…かと思いきや、
「12年生の発表は、卒業公演まで
楽しみにお待ちください。」
というアナウンスが… 

それから、ひと月ほど経過した1月13日。

心待ちにしていた12年生
「卒業オイリュトミー公演」が
開催されました。

12年生は2人。

どのような構成、表現をするんだろう?!

期待を寄せる中、
柔らかな素材の衣装に身を包んだ12年生2人が、
ゆっくりとホールへ入場。

いよいよ、公演スタートです。

清々しいピアノの伴奏と共に、
二人の滑らかな動きが会場へ広がっていきます。

観覧者それぞれが、それぞれの思いの中で、
その空間に浸り、二人の一挙手一投足を見守ります。

時折、先生の抑揚豊かな朗読が合わさって、
会場全体が一気にオイリュトミーの世界に
包まれていきました。 

凛として美しく、
今にも宙を舞いそうな軽やかさと、
しかしながら、しっかりと地を踏みしめる安定感。

視線、表情、四肢の動き、
そして、二人を包む光と音で、
二人からの言葉は無くとも、
何を言わんとしているかが
自然と心に伝わってきました。

割れんばかりの拍手が会場に響き渡り、
公演は終了。

文字どおり、胸がいっぱいになり、
涙が溢れました。

ご指導なさってきた先生方が、
拍手喝采を受ける二人の姿を涙ぐみながら
見守っておられました。

そこには、
12年間のオイリュトミー集大成が在りました。

在校生たちは、 二人の姿を追いかけて
成長していくことでしょう。 

12年生のお二人、本当に本当に、
素晴らしい公演でした。

素晴らしい時間を共有させて頂き、
本当にありがとうございました!

(1年生保護者)