学園の創立記念日として9月29日は
「ミカエル祭」が行われました。
ミカエルというと、キリスト教等の大天使の一人で
”勇気を持つことの大切さ”を教えてくれます。
日本の神話でも、
古事記の中にスサノオノミコトが大蛇を退治する
という、”勇気を持つことの大切さ”を教えてくれる
場面があります。
ここ愛知シュタイナー学園では、
毎年、4年生が古事記劇を演じてきました。
夏休みから、各家庭で、
古事記の冒頭文の暗唱が始まりました。
大人でも聞きなれない神様の名前の連続なんです。
それでも子どもたちは、
これまで上の学年の古事記劇を観劇してきたこともあって、
「ようやく自分たちの番だ!」
という気持ちが強いのか、
楽しげにすらすらと覚えてしまいます。
演出も子どもたちと先生で
話しあって決めていくそうです。
「大蛇の首は神話では8本だけど、
8本も蛇の首を手作りできるかな?」と考えたり、
「スサノオノミコトが大泣きして暴れるシーンは
みんなで声を出そうよ」
など、積極的に様々な意見が出てきたそうです。
限られた時間の中で、
子どもたちはよく頑張りました。
それぞれに課題も見えたかな?
4年生の古事記劇は、
シュタイナー学園に入学してから初めての本格的な演劇でした。
保護者としては、
一人ひとりの子どもたちの成長がわかり、
時にこみ上げてくる涙をぐっとこらえながら、
心の中で声援を送っていました。
「やりきったぞ!」というあの表情が忘れられないです。
(6、4年生保護者)