2024年3月に
7・8年生プロジェクト発表会がありました。
7年生8年生は、
公教育でいうと中学1年生2年生にあたる年齢であり、
低学年のわが子にとっては、
憧れのお兄さん、お姉さんたちです。
どんなことに興味を持ち、
どんなプロジェクトに取り組んだのだろうと、
発表会を楽しみにしていました。
子どもたちは、
2023年の夏ごろから半年に渡って
プロジェクトに取り組みました。
担任と面談を重ね、
いくつか興味のあることに取り組んでみて、
その中から、今の自分にできる、
自分が心からやりたいと思えるテーマを決める。
テーマの絞り込み作業に、
数か月を要した子もいたそうです。
決めたテーマに対し、
由来や歴史を調べ、職人や専門家に会い、
作り方や技法についてのアドバイスをもらうなど、
知識の幅を広げます。
そして、実際に自分の手を使って作り出し、
試行錯誤の末に出来上がったものを、
教員や保護者の前で、一人ひとり発表をしました。
そのため発表は、手作り和菓子の試食や、
スパイスを調合して作ったクラフトコーラの試飲、
水引を用いた繊細な作品の展示、マジックショー、
作詞作曲した英語の歌の発表など、
どれも個性が光っていました。
それぞれに自分の得意なこと、
好きなことを存分に発揮する内容で、
五感のすべてを刺激されました。
モチモチとやわらかく風味豊かな和菓子、
体に良いスパイス入りのクラフトコーラ、
水引で作られた春夏秋冬に因んだ花や鳥など美しい作品、
魔法のようなトランプマジック、
魅力的な歌声と美しいメロディー。
発表が行われた学園のホールは、
保護者の興奮や感動により熱気に満ち、
ホールの外に出た時は、
廊下の気温の低さに驚いたほどです。
プロジェクトをまとめた資料の展示もありましたが、
7・8年生が、自分の中から湧き上がる気持ちに、
素直な心で向き合い、
自分らしく、
やりたいことを突き詰めていった様子がわかりました。
プロジェクト発表会の7・8年生の姿をみて、
子どもたちが可能性の塊であることを実感しました。
数年先に、
わが子はどんなプロジェクトに取り組むのだろうかと、
成長が楽しみになりました。
(3年生保護者)